安心の医療制度に関する調査

	主要各国における医療の経済的状況（満足度の高い国々＋日本）：8) :デンマーク

デンマークの満足度ランキング

地域の医療における質と利便性 に対する満足度		国の医療制度に対する信頼度
満足度	順位	信頼度	順位
８６％	８位／３０カ国	７７％	１１位／３０カ国

「Perceptions of Local and National Healthcare among OECD Countries」    surveys conducted in 2008 GALLUP POLLより

デンマークのデータ・ピックアップ

ＧＤＰ	人口	高齢化率	ＧＤＰ／人口	人口／医師数	医療費 公的負担率
218,808 百万US$	549.3万人	15.7％	39,841US$	291.8人	84.5％

「OECD. StatExtracts」より２００８年データを引用

デンマークの医療制度改革概況

年	内容
1973年	・保険料と税金を財源とする医療サービスから、税財源の制度に改変 ・かかりつけ医制度の選択制導入 　    グループ1：登録医受診　自己負担無 　    グループ2：家庭医・専門医を自由選択…自己負担あり       →住民の98％がグループ1を選択
1993年	かかりつけ医受診後、病院受診の待機期間が数カ月及ぶため、国内いずれの公立病院でも受診できる制度を導入
2004年	入院日数に基づく医療報酬制から、DRG（疾病別定額医療費）制度へ

デンマークの医療費、税の推移

「OECD. StatExtracts」、「Global Health Expenditure Database」（WHO）より

・消費税は25%を維持する一方で、所得税率は下降傾向にある ・医療費対GDP比、一般歳出比は2000年以降、上昇傾向にある ・医薬品、歯科治療を除き、無料で診察・治療等の医療サービスを受けることができる ・公立病院待機期間が1カ月を超えるために受診する場合を除き、民間病院は全額自己負担

・無料で診療・治療を受けることができる環境を整えているため、    所得税・消費税の負担が大きくなっている    という点が特徴として挙げられる